イタリアの苦い想い出

1980年初めてイタリアで働いていた時の話しです。

仕事の休みで近くの市場(青空市場アラペルト)メルカートに出かけました。

野菜や果物・チーズ・魚・肉沢山の食材に目を輝かせ、見て回っていると cachi カキと書かれた果物日本と同じカキが売っていました。

カキはイタリアでも cachi  カキと呼ばれている事に、何故かなーと思いながら買い求めました。

売っている人のよさそうなオバちゃんが、熟れ過ぎて柔らかくなった、カキを包もうとするので拙いイタリア語で、硬い方を指差し変えてもらいました。

イタリア人は油断も隙もないなーと、かのオバちゃんを悪く思いながら住んでいた家に帰り、早速カキにかぶりつきました。

そのカキは渋柿でした。イタリアではカーキと呼ばれ,渋柿を熟させスプーンで食べる事を知ったのはその後でした。カーキと呼ばれているのは、日本から入ったからだそうです。
シブイ想い出です。

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